麦穂12月号巻頭言 オートロック 主任司祭 細井保路

2022/12/5

              オートロック                              細井保路(ほそいやすみち)  寒い冬とともに、クリスマスがやって来ます。神さまがこの世界を愛してくださっていることを思い出す季節です。言い換えれば、いのちの尊さ、すばらしさを再確認するときです。歳の瀬のあわただしさに押し流されずに、誰もがお互いの存在のすばらしさを認め合うことができますように。  ミサの式文の表現が一部変わることなど、今年も、新しい変化がいくつかありました。隣接の天使幼稚園でも12月から、ちょっとした環境改善を行いました。保育中に門扉にカギをかけることができるようになりました。そんなことは当たり前のことのはずですが、教会と幼稚園が門を共有しているため、今まで施錠していなかったのです。長年何事もなかったのは本当に幸いでしたが、幼稚園の先生たちは、いつも心の片隅にセキュリティの心配を抱えながら保育をしていたのです。  本来ならば、幼稚園の入口と教会の入口がきちんと分かれているべきですが、教会から幼稚園が生まれた経緯や、立地条件から、理想通りにはなっていません。しかし、解決策は必ずあるはずです。日曜日は幼稚園がお休みですから、日曜日のミサのためには、車で来ても何の支障もありません。問題は、平日の教会の活動です。保育中の子どもたちの安全を確保したうえでみなさんが教会に出入りするためには、教会専用の門と通路が必要です。数年後には何とかそれも実現したいと思っています。その第一段階として、保育中は門を施錠することにしました。施錠のルールをみなさんもよく覚えておいてください。 ① 土・日はカギがかかっていませんので今まで通り自由に出入りできます。 ② 保育のある平日は、9:30から16:00まで施錠します。 ③ 施錠中に御用の方は、門の右端のインターホンを押してください。  中から返事があり、オートロックが解除されますのでお入りください。 ④ 幼稚園の壁にある「解除ボタン」を押すと外に出られます。  退出されたらしっかり門を閉めてください。 ⑤ 平日でも、「御用の方はインターホンを押してください」という札が出てい  ないときは、カギはかかっていませんので自由に入れます。  改善点は出て来ると思いますので、不都合がありましたら、細井神父までお知らせください。

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